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今日は息子の卒業式でした。
明け方や式の直前にも結構大きな揺れがあり、会場がざわめいたりしたのですが、
それでも滞りなく式を終えることができました。

「おめでとう」と言い合えることに感謝した一日でした。
卒業生の皆さん、おめでとうございます。
そして、そう言ってもらえるはずだった多くの方へも、
ご卒業、おめでとうございます。





被災した文化財等の建物の補修に走り回っている棟梁から電話をいただきました。
会社の車、2台は石巻で流され、
残った4台には前後左右に被災地復興のための緊急通行車両確認標章がつけられているそうです。
これが付いている車はガソリンを優先的に入れてもらえます。
けれどそのガソリンは自前です。
棟梁のところは山形から被災地へ毎日通うので、2日おきにこの4台の車にガソリンを入れます。
建材や資材も自前。
復興作業に従事している従業員の給料も払わなくてはなりません。

なんと声をおかけしたらいいのか分からず黙ったまま聞いていたのですが、
仙台の復興現場から休憩中に電話をかけてきてくださった棟梁は、
今回の地震の倒壊現場からいろいろ勉強させてもらっているとおっしゃっていました。


一番分かりやすかったのは、ビスの話です。
地球を5周もした東北関東大地震の揺れに、
家の壁に打たれていたビスのほとんどが緩んで外れたのではないかと。
ビスはネジになっていて先端が細いですよね。
それがこのたびの地震のあの長い揺れの間に緩み、
これが倒壊を招いた原因の一つでもあるのではないかということです。

もちろん今回の地震はケタ違いの大きさと、何と言っても津波の影響が大きいのですが、
手前みそではありませんが、
やはり昔ながらの釘を使わない木組みでの締結が一番強いとおっしゃっていました。
現行の基準法も今一度見直さなければなりませんねと言いましたら、

「俺はやるよ。 この結果をまとめて、もう一度本来の日本建築を取り戻すよ」

歳は私の父よりも上。
緊急に補修が必要な建物、平均一日5軒を仙台から北に向かいながら修復しつつ、
瓦礫の中から復興のその先を見据える頼もしい職人の言葉です。






悲しいことがたくさんありますが、
この経験はこの先、他人の痛みが分かる優しくて強くて頼もしい人を沢山つくってくれるでしょう。




さてさて、仕事のほうもなんとなく何をしなければならなくて、
なにができないのかが分かってきました。
少しは落ち着いてきています。

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【2011/03/24 23:58 】 | 日々 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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