FC2ブログ
『CHASE』ジャケットはギリシャ神話?
「CHASE」のジャケット素敵ですね。
ラルクさんのロゴが昔っぽいのですけど、こちらのほうがこのジャケットには合ってます。
半狼とニンフ?
chase2.jpg

半狼も彼女を捕って喰らうという雰囲気ではなくて、
彼女を支える指や腕にはむしろ彼女への慈しみを感じるくらいに柔らかに描かれてます。
chase1.jpg
彼女は半狼に抗おうともせず、その身を完全に預けています。
その虹色の髪やドレスは半狼にまとわりつき、まるで一体になろうとしているようにも見えます。

私の見間違いでなければ、半狼の背中が腐食し背骨が見えかけているように見えるんですけど。
目の錯覚でしょうか。
そして半狼は何かを悟ったような、覚悟しているような表情をしています。





「CHASE」のPVが「天地創造」をテーマにしていると聞いたとき、
これはギリシャ神話のイメージが強かったのですが、
「CHASE」のPVで監督をされた東 弘明さんという方、
くーちゃんのPVや
http://twitter.com/#!/hiroakihigashi/status/103835300404539392
AKBのPJのCMの演出なんかしていらっしゃる方なんですね。
http://twitter.com/#!/hiroakihigashi/status/105605070778941441
全然知らなかった。


「CHASE」のPVについても少し触れていらしゃいます。
http://twitter.com/#!/hiroakihigashi/status/115511838359293954
http://twitter.com/#!/hiroakihigashi/status/134142594681798656
http://twitter.com/#!/hiroakihigashi/status/134143786199683072
なんか凄いんだということは分かるんですけれど、
何がどんだけどう凄いんだということがはっきりわかりませんよ、私は。



で、PVの「天地創造」というテーマなんですけれど、
旧約とギリシャ神話の天地創造って似てるようで似てないんですね。
もっともポピュラーなギリシャ神話の天地創造のお話だと、
はじまりはカオス(混沌)からで、神よりこのカオスのほうが先なんですけれど、
旧約だとカオスを創ったのも神なんです。
(じゃー神はどうやって生まれたんだっちゅー話になるんですけど)

そしてカオスは大地ガイア・冥府タイタロス・愛エロスを産み、
そこからどんどこ神が派生していくというわけです。
そしてどの神もものすごく人間臭かったりするので、
ギリシャ神話はまた旧約とはまた違ったおもしろさがあります。


さて、ジャケットの半狼なんですが、
ギリシャ神話で半狼というと思い出すのがアルカディアのリュカオン王。
彼には美しいカリオンという一人娘がいました。
面倒くさいので話しをはしょると、
リュカオンの娘カリオンはゼウスに見初められてカリストという子供を産んじゃって、
それに本妻が怒ってカリオンは醜い熊に変身させられてしまいます。
この熊になたカリオンの姿が後の大熊座です。

リュカオンには他に50人の息子がいたのですが、
これがまた父親のリュカオンにいずれ劣らぬ暴君揃い。
アルカディアの民を苦しめ続けていました。

その様子をうかがいにゼウスがその身を隠してアルカディアに訪れると、
神々しいゼウスの姿に「もしかしてゼウスかも?」と疑念を抱きながらも、
ゼウスを試すがごとく、彼への料理に殺したカリストの肉を混ぜて出してしまうんです。
カリストっていったら話の流れ的にはゼウスの子供ですよ。

なんという神をも恐れぬ大胆不敵な行為。
神に対する挑戦とも受け取れかねないですよね。

当然ゼウスさんにその肉が誰のものであるか見抜けぬはずはありません。
怒りますわな。

怒ってリュカオン・50人の子供・家来たちを天空から最大の武器雷電をぶっ放し、
アルカディアやリュカオン王の宮殿をめったくたにしたあげく、
子供たちは皆殺しにし、リュカオン王を狼にしてしまうんですよ。 
キリスト教でも狼は悪魔の化身とされていますが、
神を畏れぬ浅はかな人間のなれの果てといったところでしょうか。

因みに、ゼウスの最大の武器雷電を与えたのは、
おでこの真ん中にでっかい目の玉が一つだけつている巨神族キクロペです。


東 弘明監督、ツイッターでは原発のことについてもかなり心を痛めていらっしゃったので、
PVには神への啓示として、もしかしたらそういう意味も含まれているかもしれません。

スポンサーサイト



【2011/11/24 23:59 】 | ラルクあれこれ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| ホーム |